ペットサプリメントとは
どのようなサプリメントを、ペットサプリメントと呼ぶのでしょうか。
おなじみなのはペットフードで、日本でも広く使われていますが、サプリメントの場合はまだまだ人間用がやっとというのが事実です。
実際、ペットにサプリメントは必要なのでしょうか。必要栄養価が、ペットフードの中には、不十分な物もかなりあるといいます。
その理由は、高温加工や長期保存といった条件でペットフードが製造されることで、失われてしまう栄養素がその製造工程でかなりあるからです。
さらにペットフードの中には、化学添加物や質の悪いたんぱく質、すりつぶした穀類などが、価格を安くする為だけに使われている場合もあるといいます。
アメリカではペットの栄養補給の為にペットサプリメントが有効であると獣医師達も認識しているそうです。
病気から守ってくれる事や、ペットの健康を改善してくれることをわかっているのです。
食事からの栄養素で、本来ペット達はばい菌や大気汚染、ストレス等から体を守っているものですが、バランスが悪い食事や、栄養素の不足によって、病気になってしまうといいます。
ペットサプリメントの中でも、高齢のペットに必要なのは、免疫システムを活発にし、消化機能や新陳代謝を高める抗酸化作用のあるものです。
不完全な食事を、より完全な食事に補助する役割が、ペットサプリメントにはあるのです。
ペットサプリメントには、健康な状態を維持するために、酵素や善玉バクテリアを補い、体を活性化させてくれるものもあります。
大切な家族の一員であるペットの健康のために、ペットサプリメントを検討してみるのも良いかもしれません。
アメリカでのペットサプリメント
さまざまなペットサプリメントが、アメリカの市場には売られています。
主なペットサプリメントの成分は、ビタミン・ミネラル・酵素・活性酸素などになります。
足腰の健康に役立つグルコサミンやコンドロイチンが含まれているサプリメントもあります。
ペットの日々の健康維持や長生きのために、これらの成分は、相互作用を持ちながら体に働きかけながら役立っています。
ペットサプリメントは、ペットの中でも獣医師に通う動物たちだけのものではありません。
アメリカでは、運動好きなペットやストレスを抱えやすいペット達の食事のサポート役として、大変重要な役割を果たしています。
ペット達の健康な体づくりをすることを目的として、天然素材ものを中心としたサプリメントを与え、食事のバランスを改善しているそうです。
アメリカでは、州によってはペットの迷い子達を引き取る制度やペットポリスのある自治体もあり、飼い主の責任がとても重要視されています。
とくに全米のハーブ生産の過半数を占める産地であるオレゴン州は、消費者の注目が人間やペット用のハーブ、そしてハーブサプリメントに集まっているといいます。
天然成分の体にやさしいサプリメントを、積極的にアメリカの獣医師は処方しているのです。
残念ながら日本では、飼い主の責任やペットの健康意識、もちろんペットサプリメントの研究という点ではアメリカほど意識が高くはないのです。
健康な体を維持するためにも、大切なペットのことをしっかり見つめ直して、ペットサプリメントを一度使ってみてはいかがでしょうか。
ペットサプリメントの注意点
ペットサプリメントは手軽に購入できる分、飼い主が責任を持って与えなければなりません。
ペットサプリメントで、与え方によっては、障害を起こしてしまうことがあるようです。
かかりつけの医師に相談してから、サプリメントを与えたほうが良いといえるでしょう。
海外のペットサプリメントを購入する場合は、内容成分をよく確認する必要があります。
メーカー選びのバロメーターは、サプリメントの情報開示を積極的に行っているかどうかだといえます。
さらにペットの中には、植物や食品にアレルギーを持つものもいますので、ペットサプリメントの成分を、購入前に必ずしっかりチェックしてください。
湿疹やかゆみが出ることも場合によっては、ペットサプリメントが原因であります。
ペットサプリメントも人のサプリメント同様、健康補助食品であり薬ではないため、即効性を期待してはいけません。
気をつけなければならないのは、保存状態によっては、安いからと何か月分もまとめ買いをすると、品質が劣化してしまうことです。
新鮮な生鮮食品とサプリメントは同じようなものなのです。
ペットサプリメントは、ベーシックサプリメントといって必要な栄養素をバランスよく摂るためのものと、ターゲットサプリメントといって特定の目的のために摂るものがあります。
どちらがよいか迷った時には、マルチビタミンとミネラルの総合的なペットサプリメントがおすすめです。
ペットサプリメントのことをしっかりと理解して、大好きなペットにはもっともっと長生きをしてほしいものです。