薬とサプリメントの違いとは

サプリメントを使用する時、薬と同じようなものと見なしている人は少なくないようですが、この両者は明確に異なっています。

薬とは傷や病気の治療行為のために用いるものです。

治療効果があり、怪我をした時、あるいは病気になってから使います。

反対にサプリメントとは、何かの病気や症状の予防の為に飲むものです。

サプリメントとは元は英語で、追加する、補足する、補うものということを指します。

食事で摂取した方が良い各種の栄養ですが、全部を摂取するのは難しいものです。

サプリメントは、食事だけでは不足しがちな栄養素を補う目的があります。

サプリメントを上手に利用して、病気やいろんな症状の予防に役立てたいものです。

病気に治療の為に薬を飲むのとは違い、何かの予防に飲むサプリメントというのはどういった役割をするものなのでしょうか。

サプリメントの説明をする前に、体の免疫力と自然治癒力の話をしましょう。

病気やケガをした時に薬などがなくても自力で治ろうとする力が自然治癒力で、ウイルスや細菌が体にダメージを与えようとする時にそれに耐える力が免疫力です。

ふたつの力を高める効果があるのが、サプリメントなのです。

薬も病気の時はとても効果的です。できれば薬に頼りすぎず、サプリメントで健康を増進しておくことで、病気を寄せ付けない体になりたいものです。

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薬とサプリメントの飲み合わせとは

薬とサプリメントの飲み合わせですが、幾つかの点を気をつければ、薬を飲みながらサプリメント摂取も可能なのです。

サプリメントや薬の相性によっては、互いの効果を不必要に高めてしまったり、相殺して消してしまったりします。

疲労回復効果や便秘に効果のあるグレープフルーツは、薬を分解してしまう酵素の働きを抑制してしまいます。

それが原因で、薬の効果が出すぎてしまう場合があります。

グレープフルーツの特性は、生だけでなくサプリメントやジュースにした状態であっても効果がある可能性があります。

身体にいい野菜と言われるほうれん草やブロッコリーに多い栄養素にビタミンKが存在しています。

ビタミンKは血液凝固を阻害する作用があります。ビタミンKを多く含むクロレラやケールを使った青汁や納豆をたくさん摂取していると、血液凝固効果のあるワルファリンなどの薬とぶつかり合い、薬の効果が弱まることがあります。

病院で疾患の治療のためにと薬を出された時、使っているサプリメントを中断するか継続するかは担当医に話を聞いてみる必要があるでしょう。

医師から話をききそびれてしまったという時は、薬の服用中はサプリメント利用は控えた方がいいかもしれません。

薬とサプリメントの関係は相性によりますので、何の影響もない場合もあれば、体に悪影響が出る場合もあります。

飲み合わせや副作用のトラブルが起きないように、薬とサプリメントの扱いはくれぐれも慎重にしてください。

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薬とサプリメントの注意点

薬とサプリメントには気をつけたい点があります。

薬を飲む時は、薬の飲む量や種類などをとても気にするのに、サプリメントだと副作用がないと思っている人も多いのではないでしょうか。

薬ではないものの、サプリメントも過剰に摂取すると体への影響が出るものもありますし、体に合わないという場合もあるようです。

大豆イソフラボンサプリメントの扱いに問題があったために健康被害が出たという話もあります。

女性ホルモンと作用が近いという大豆ホルモンは、更年期障害や骨粗しょう症などにいいと言われ、多くのサプリメントが出ています。

大豆イソフラボンをサプリメントの形で摂取する場合、1日の上限量は25mlまでとなっています。

25ml以上の量を、摂取し続けると乳がんなどが発生しやすくなるといわれているからです。

分量上限が明記されていないというタイプのサプリメントも販売されています。

商品によっては、全部でどのくらいの大豆イソフラボンを含んでいるのか記載されていない商品や、飲み過ぎ時に起きることについて言及していないものもあります。

最近はメディアの影響で、薬やサプリメントの情報も氾濫しています。

薬やサプリメントを飲む際は、一つの情報を鵜呑みにするのではなく自分でも興味を持って情報収集してみましょう。

サプリメントや薬を使う時は、適切な知識に基づいた正しい扱いが大事です。

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