海外キャッシングの注意点
海外キャッシングとは、海外旅行の途中で急にお金が必要になったときクレジットカードでキャッシングすることです。
クレジットカードはカードさえ持っていればできますので、嬉しい存在です。
クレジットカードがあれば海外で困ったことになってもキャッシングが利用できるという前提知識があれば、出先でも心強いですし助けになるでしょう。
海外の空港や大きな都市には海外キャッシングに対応しているATMがありますので、そこで所定の手続きをしてください。
手続きには、ATMの扱いを知っておく必要があります。
クレジットカードはVISA、MASTER、JCBなどで、暗証番号が必要となります。
機会がカードを認証したら、クレジットカード口座を意味する「CREDIT CARD ACCOUNT」を押します。
CASH ADVANCEはキャッシング、WITHDRAWALは引き出しですので希望する方を選びます。
ENTERボタンが入力キーとなりますので、通貨単位やキャッシング金額を機械に打ち込んでいきます。
キャッシングで、海外にいる時でもお金を用立てることができます。
しかしキャッシングで得たお金は一時的な借入金であり利息がつくものです。
借り入れしたお金は本当に必要なのか、なくても対応のしようはあるのではないか、キャッシング時には十分検討しましょう。
海外キャッシングで余った海外現地のお金は、手数料を支払って両替しなければならないからです。
海外キャッシングの手数料
海外でキャッシングの利用は、手近にATMがないという場合でも可能です。
クレジットカートを持参して銀行に行けば、キャッシング融資が受けられます。
銀行の窓口で「キャッシュアドバンス、プリーズ」と言えば銀行員が対応してくれます。
海外キャッシングしますと、日本に帰ってからクレジットカード会社から利用明細書が届き、クレジットカード契約口座から引き落とされます。
引き落とし時期は海外キャッシングを使ってから1カ月〜2ヶ月後に請求や引き落としがされます。
海外の通貨レートはその時々で違いますが、キャッシング手続きをした日から3日間程度くらいの割合です。
具体的に交換比率がいくらなのかは、明細に書かれていますので確認してください。
利息は年利で表示されていますが実際の計算は日割りで行われ、借りたお金に利息を足して請求がされます。
金利は20%くらいです。利用するクレジットカードで金利が異なりますので、海外旅行に出かける前にクレジットカード会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。
日本円と海外通貨は交換比率がその時々で違いますし手数料も発生します。
それらをならしてみると面白いことがわかります。
仮に現地通貨100ドルをアメリカで海外キャッシングしたとしましょう。
海外キャッシング金利が20%として、50日後に全額返済するという借り入れ条件でキャッシング利用した場合、$1=95円なら手数料は260円となります。海外通貨は交換比率によって条件がかなり変わりますが、1ドル95円という条件で国内で両替をした場合は手数料は300円となり、海外キャッシングの方がお得なケースもあります。
海外キャッシングを利用する際には、その時々の為替の動きを捉えておくといいことがある場合もあります。
海外キャッシングの上手な利用方法
海外キャッシングと上手に付き合っていきましょう。
海外に行く時はお金を多めに持っていく人が大半です。
何かあった時に対処するためであり、使わずに持って帰ってきた場合は、円に両替し直すことになります。
手数料が多くかかりますので、必要最低限の現地通貨だけを両替して旅行する方が有利です。
海外の滞在期間が長くないなら、予備費も控えめでいいでしょう。海外キャッシングを利用した場合、口座からの自動引き落としより前倒しして返済すると利息が減額できます。
個々の金融会社によって、海外キャッシングでの返済条件は少しずつ差があります。
使用したクレジットカードが楽天カードだという時は、海外キャッシングの返済形式はリボルビング払いです。
返済の残高が20万円なら、月々の支払いは1万円に利息を加えた金額です。
つまり、20万円の海外でのキャッシングがリボ払いになれば、40ヶ月という返済回数がかかってしまいます。
返済回数が多ければ利息も高くなり、この場合は6万円にもなりますので、海外キャッシングは使わず両替の方がいいでしょう。
一方、2006年5月から使われているスルガ銀行のデビッドカードは換金レートが抜きんでており、国際キャッシュカードやJCBクレジットカードなどよりもお得に使うことができます。
もしも扱う金額が大きめなら、海外キャッシングよりデビッドカードの方がお得です。
ATMさえあれば、どこからでも手軽に利用することができるでしょう。
デビッドカードを使えば必要な金額だけを引き出せますし、クレジットカードでは対応されていないところでもデビッドカードのなら使えるということもあるといいます。
クレジットカードと異なり利息がつきませんので、海外キャッシングよりもデビッドカードの方が有利かもしれません。