学費ローンの現状

学費のためのローンがあります。学費がなければ子を大学に行かせることはできません。

受験にかかる費用は勉学に関する費用の他、入試費用などもかかります。4年間の大学生活も費用がかかるものです。

大学に納付する金額だけで4年で400万円〜1,000万円になります。これだけでも結構な負担ですが、遠方の大学ならアパート代もかかります。

各家庭の金銭的事情にもよりますが、軽々しく出せる金額とはいえないでしょう。

学費ローンは、金融会社によっては教育ローンや学資ローンといった名称がついていますが、教育費のために組むローンです。

学費ローンには民間のローンと公的機関のローンがありますが、できれば公的機関のローンを使えないか調べた上で民間ローンを確認するといいでしょう。

国民の資金融資を目的としている日本政策金融公庫では、3種の学費ローンが扱われています。

学費を目的として組むローンとして教育一般貸付があり、これは子の数や収入で利用上限があります。

合格発表の前に申し込むことができるので、安心です。大学、短大、高校、専門学校、外国の学校にも適用されます。

日本政策金融公庫は他の学費ローンも取り扱っています。

郵貯貸付は、教育積立郵便貯金の預金者ならば学費に必要な融資が受けられるというものです。

年間の収入とは全く関係なく、郵貯貸付は申し込みをすることができます。

独立行政法人福祉医療機関が扱っている年金教育貸付という学費ローンもあります。

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学費ローンの金利

ローンを組む場合に最も気になるものに金利があります。学費ローンには変動型と固定型があります。

より金利が安い学費ローンを利用するなら変動型金利の方が有利なようですが、返済終了までに時間がかかる場合は金額が高くなります。

返済期間を5年以内に設定すれば変動型金利のほうが有利です。

5年以上になりますと、返済金額が高くなりますので、返済期間を長く設定したい場合は、固定金利を選択する方が得です。郵貯貸付、教育一般貸付、年金教育貸付の3種の国の公的機関による学費ローンは、いずれも固定金利制で2.5%とされているようです。

日本政策金融公庫以外の民間ローンで低金利のローンにはどういったものがあるでしょう。

ろうきんの教育ローンの利用限度額は1000万円、変動金利制なら2.275%で固定金利なら2.4%です。

がくゆうローンは固定金利制で2.53%となっています。銀行などの金融機関で扱っている学費ローンの年率も様々です。

みずほ銀行の場合、変動型金利は年5.275%、固定型金利は年6.6%です。

三井住友銀行の場合、固定型金利はなく、変動型金利だけで、無担保型は4.875%、担保がある場合は、3.375%です。

三菱東京 UFJ 銀行の場合、変動型金利は4.875%、固定型金利は年6.625%です。

学費ローンを利用する時には審査は避けて通れません。公的な学費ローンは担保なしでの借り入れが可能ですが、親権を持つ者の年収に重点を置いています。

正規雇用の職を親が得ているら、収入が安定しているものとして信用力は高く見積もられます。

ただし何年働いているかという点も確認されますし、水商売などは収入が安定していないと判断される場合もあります。

公的な学費ローンとして利用されている教育一般貸付は、1世帯の収入が990万円より少ない金額であり、かつ融資限度額は子ども1人に対して200万円以下です。

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留学にも使える学費ローン

留学を希望しているけれど資金がないという人が利用できる学費ローンがあります。

学校によっては、国内より海外の方が費用がかかるということもあります。

大口の学費ローンを利用する場合は、返済プランを明確に立てるようにしましょう。

様々な要件を達成してからでなければ、留学のための学費ローンは利用できません。

毎月の収入が保証されていることが、審査にパスするための第一条件です。

学費ローンを組む時に親の名前で借り入れるのは、こういった面があるためです。

学費ローンの要件をクリアしているかどうかは、留学について親の合意を得られるかどうかが大事です。

留学のために使える学費ローンは、大別すると3パターンがあります。

日本政策金融公庫の教育一般貸付は留学費用を目的としての融資の申し込みが可能な学費ローンであり、いくつかの条件を満たしている必要があります。

家単位での年収が990万円を下回っていることが条件であり、借り入れに際しての金利は2.5%というとても低い数字です。

一般金融機関の学費ローンがあります。銀行系学費ローンで、3%から5%程度の金利です。

借り入れた金銭の使い道が決まっておらず、教育に限定せずに何に使ってもいいフリーローンというローン商品も存在します。

学費ローンのように借りたお金を何に使うのか明確にせずとも借り入れができる多目的なローンですが、金利はやや高めになるようです。

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