海外旅行でクレジットは得か
海外でクレジットカードの支払いができるようになっていると、海外旅行で役に立つのは当然ですが、クレジットカードを提示することがサービスの条件となるところもあります。
欧米のレンタカー会社やホテルなどのことで、クレジットカードがない人には使えないというわけです。請求された金額を支払うことができる顧客かどうかを、クレジットカードを持っているかによって見極めようというものです。
海外旅行に行く時は、必ず一枚クレジットカードを持っていくとよいでしょう。買い物も、クレジットカード払いにすると、お得になる場合も多いようです。一般的には、貨幣の交換には銀行窓口に行く必要がありますが、クレジットカードの支払いを介して行った交換では、レートが違うことがあります。
通貨の交換比率はよく見ておく必要がありますが、基本的にクレジットカード払いで通貨の交換が行われた時には、一定の手数料が折り込まれています。
支払いをクレジットカードで行う場合と、外貨に換える時のレートは同程度です。例えばVISAの場合は、バークレーズ銀行の一日の最初に取引された価格の公表仲値から1.60〜1.63%プラスします。
MasterCardが換算日前日のモントリオール銀行の終値の仲値+1.0 〜1.6%になります。現金の手数料は、三井住友銀行の米ドルのTTMレートが1米ドル=100円だった場合、1.97%になるそうです。
カードを使って支払いをすると、その翌日や翌々日の交換比率を用いることがクレジットカードでは多いようです。為替相場が大きく動いているときなどは、現金とカードを上手に使い分けることにより、為替メリットを享受しやすくなるのです。
海外旅行日が近づいたら為替レートに気を配っておき、円が弱い時に貨幣の交換を行い、強い時にクレジットカード払いで買い物をしてみましょう。滞在中、大きく円高に動きそうなときには、クレジットカード払いにするとよいでしょう。
クレジットカードには付帯保険があり、一般にクレジットカードに海外旅行保険と同等ないしは準じた補償が付帯されているのも便利だからです。
クレジットは公共料金の支払に得か
クレジット払いを活用すれば、公共料金の支払いも手軽にできます。公共料金とは電気・都市ガス・固定電話などの電気通信料金や水道料金などです。
インターネットプロバイダーの料金、交通関連の運賃、高速道路、保険料、新聞購読料、携帯電話などもあります。
私達が生活する上で重要な必要経費も含めて考えると、家計で公共料金に支払う額は大きいといえます。毎月必ず支払わなければならない費用なので、何とか節約することができないかと考えている方も多いでしょう。
公共料金や月々の定額料金をクレジット払いにすることは、クレジットカードの便利な使い方として注目されている部分です。近年ではクレジットカードで国民年金も支払えるようです。
大半のクレジットカードには利用金額に応じてポイントが付与され、ポイントを使って割り引きサービスや金券を得ることもできるため、現金払いよりお得な支払いができると考えられます。
公共料金や月々の定額払いに関して優遇措置がされているクレジットカードサービスも少なくありません。公共料金の支払いではポイントが多めに貯まるといったクレジットカードもあります。
NTTグループや電力会社が発行するクレジットカードは特にそういった点に力を入れており、毎月必ず支払う電気料金で得をすることが可能です。
東京電力が発行しているクレジットカードが東京電力スイッチです。東京電力の支払いにこのカードでの支払いを利用している限り、年会費はかかりません。
横浜水道局や東京水道局の支払いにも利用可能で、オール電化住宅の電気料金支払いではポイントが4倍に、公共料金ではポイントが2倍になります。
クレジットカードでの支払いは病院でも可能なところが増加しています。医療費は減らすことが難しい部分ですから、クレジットカードで得ができれば嬉しいですね。
クレジットで買物を得にするには
クレジット払いは日頃のショッピングをより快適なものにしてくれます。特に、インターネットでの買い物はクレジットカード払いができると重宝します。
ネットショッピングで買い物ができるお店がたくさん集っているところの1つに楽天があり、様々な方が買い物に利用しています。
クレジットカードで支払いをする時に、楽天KCというグループ会社が出してるカードを使うことによって通常の1%ポイント還元ではなく、2%ポイントとなります。
このポイントは1ポイント=1円として楽天市場で買い物ができます。金曜日と土曜日はポイントが3倍になるだけでなく、ENEOSの加盟店の支払いにカードを用いても3倍になるという特典があります。
クレジットカードの特典としては、ネット不正安心制度や商品未着安心制度などがあり、ネットショッピングでトラブルが発生した場合の保険サービスが付与されているようです。
クレジットカードでマイルを貯めているという人も、このカードを使えばお得な使い方ができます。また、海外旅行保険の内容も完備されており、国外旅行に出た時に事故などに遭遇しても、2,000万円までは保険が出るようになっています。
年会費はかかるもののポイントシステムが充実していることで、カードをよく使う人に人気があるカードにANAのアメリカン・エキスプレス・カードがあります。
このカードのいいところは、ANAのマイルプラス提携店で買い物をするとポイントと共にマイルがつく店や、新規入会後しばらくはポイントが倍になる店などです。
ポイントやマイルの自動消滅をなくしたいという方は、ポイント移行サービスを5,250円払って行うことで、実質的に永久ポイント扱いにできます。
この他にも、アメリカン・エキスプレス・カードなら同伴者1名まで空港ラウンジが使えるサービスや、国内旅行と海外旅行それぞれに使える旅行損害保険サービス、カード決済時のトラブル対策として商品の盗難や破損を補填するショッピングプロテクションも完備されています。
手持ちの現金がなくても、クレジットカードが1枚あれば自由に買い物ができるという手軽さがカード払いの利点です。
大きな買い物にもちょっとした買い物にもクレジットカードは大活躍ですが、金銭感覚が甘くなって自分の支払い能力をオーバーした買い物をする人もいますので、カード払いにはくれぐれも注意しましょう。