年会費無料のクレジットカードの本音
クレジットカードの年会費無料という特典が、最近は一般的になりつつあります。
年会費無料で、かつ特典サービスの充実度を売りにしているというクレジットカードも色々あります。
クレジットカードをどのように使うかで、特典サービスが使いやすかったり使う機会が少なかったりしますが、内容は会社によって千差万別です。
年会費無料でクレジットカードを所持できるという話はとても嬉しいものですが、話がうますぎるのではないかと疑ってしまう人もいるようです。
クレジットカードを年会費無料で発行して、金融会社側には果たしてどんな益があるのでしょう。
クレジットカードを年会費無料で発行すれば客が大勢集まりますので、金融会社はそのことで有利になれるのです。
ひとつは加盟店手数料です。クレジットカード会社は、加盟店でクレジットカードでの支払いが生じた時は1%〜7%の手数料を受け取ります。
クレジットカードを持っていれば現金を持っていない人でも買い物ができますので、加盟店はそれを重視します。
キャッシングやローン払いで生じる手数料は、金額は金融会社によって様々ですが、ここでも手数料を得ることができます。
年会費無料のクレジットカードは、こういった手数料や利息で収益をあげています。
クレジットカード会社にとっては、年会費無料でもカードを使ってもらうことが儲けとなります。
年会費無料のクレジットカードの選び方
クレジットカードの利用が盛んな近年では年会費無料で発行しているところもかなり多く、選択肢が多すぎて調べるのも大変です。
店頭ですすめられるまま入ったり、メインバンクのクレジットカードに入ったり、深く考えずに加入していませんか。
クレジットカードで年会費無料であればどこでもいいと思考停止してしまわず、様々な条件を勘案して最もいいものを選びましょう。
チェックしたいポイントは人によって違います。
維持費の程度や年会費無料の条件などは、クレジットカード会社によりけりです。
クレジットカードを年会費無料で発行している会社は増えているので、消費者サポートやサービス面も競争が激化し、質が向上しています。
年会費無料と宣伝しているクレジットカードの中には、利用条件や発行から一定期間だけの年会費無料ということもあるといいます。
次に手数料です。
手数料のかかる支払い方法は避けるほうが良いでしょうが必要なときもあります。
手数料もチェックしておき、クレジットカードには様々なサービスをついていることが多いため、ポイントシステムや割引の内容を調べておきましょう。
自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
クレジットカードが関係するトラブルや問題ごとが発生した時に頼りになるクレジットカード会社どうかも重要です。
不正使用や盗難時の対応が充実しているクレジットカード会社がお勧めです。
年会費無料であればどのカードでもいいとは考えず、どのクレジットカードなら使いやすくサービスを活かしやすいかといった点も検討してください。
年会費無料のクレジットカードのデメリット
クレジットカード会社によっては、年会費無料の他にも色々なサービスがあります。
その場その場で最適な特典を活用することも、年会費無料のクレジットカードならではです。
クレジットカードを多く作りすぎるデメリットについて調べてみました。
管理の手間がかかります。
クレジットカードを持てば、枚数分だけ引落日がやってきます。
あまりに多すぎると口座の残高の確認などが大変です。
紛失した場合は会社に連絡を入れますが、普段使わないカードは紛失しても気づきにくいというリスクがあります。
クレジットカードを多く持っていると、どうしても管理がおろそかになり、不正利用されても気づきにくくなってしまいます。
第三者にカードを使われてしまっては、年会費無料といっても損にしかなりません。
物の管理が上手にできるという方は構わないですが、最初のうちは1枚か2枚のクレジットカードを作り、状況に応じて必要なら増やすといいでしょう。
年会費無料のクレジットカードを発行してもらう時は複数枚所持時の弱点や、年会費無料の成り立ちについて知っておくといいでしょう。
そのクレジットカードに付帯しているサービス内容や、自分が使う機会がありそうかどうかも重要です。
クレジットカードを賢く使って、年会費無料の良さを引き出していってください。