玄米ダイエットの玄米の選び方
玄米ダイエットは、毎日の食事を白米から玄米に変えるだけという簡単なダイエットです。
白米と玄米の違いは、もみがらを除去した後に精製をしたものが白米、していないと玄米となります。
店頭で販売されている玄米は芽が出ないように乾燥させてありますので、植物としてはもう生きていません。
玄米をちょっとだけ発芽させた、発芽玄米も販売されています。
発芽玄米は、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く、玄米より健康効果が高いものとして、健康促進に活用されています。
ダイエットに効果が期待できるだけが玄米ではありません。玄米に含まれる成分は疲労からの回復や肝臓機能のアップ、脳の回転を良くするなどの効果があります。
ダイエット中によくあるイライラを抑える作用もあるようです。最近では、がんを予防する効果もあることもわかっていて、玄米はまさに栄養素の宝庫です。
ダイエット効果を求めて玄米食を始める人だけでなく、健康作りで玄米食をしている方もいます。ただし、玄米はそのままいつもの炊飯器で炊くと食感が良くありません。
現在では、食べやすく工夫がされた玄米が色々と販売されています。発芽玄米を食べやすくしたり、栄養素を加えたりなどです。玄米が炊ける炊飯器も作られています。
玄米コースでお米を炊くことで、口にしやすい玄米を炊きあげることができます。
身体にいい栄養素がたっぷり使われている玄米を使ったダイエットは、痩身効果だけでなく、健康アップにも役に立ちます。
玄米ダイエットのダイエット効果
玄米ダイエットは、大別して３種類の効果が期待できます。まず１つ目は、基礎代謝がアップし、エネルギーの消費効率が良くなることです。
脂肪が使われやすくなるには、脂肪の合成を妨げることが大事です。そのためには、低インシュリン作用がある玄米が適しています。
反対に、糖質を取りすぎると血液中の中性脂肪量が増加し、血中の糖分が増加してドロドロ血が促進され、脂肪が燃えにくくなってしまうということが起きます。
血糖値対策を試みるには、玄米のような低インシュリンの食事を積極的に行うといいと言われています。
２つめは、整腸作用による便秘の解消です。玄米に含まれる食物繊維が、便秘解消を手助けするのです。
腸の働きを活性化させるだけでなく、食物繊維を多く摂取する食事は少量でも満足でき、ダイエットに適しています。
また、玄米はよく噛んで食べなければならないので、満腹感を助長してくれます。ストレスを軽減する働きも、玄米には期待されています。
ダイエット中にストレスは良くないものですが、食事制限なとでストレスは蓄積されがちです。食べ過ぎ、飲み過ぎをしないことが、ダイエットでは大事です。
ギャバという成分は眠れない、イライラが募るといった精神的な不安定感を改善する成分だとされており、玄米に存在していると言われています。
玄米ダイエットは、ダイエットの敵であるストレスを感じにくいということになるのです。色々な栄養が玄米には詰まっていますので、ダイエット効果以外にも、健康面でも改善効果が期待できるといいます。
玄米ダイエットを効果的にする方法
毎日の食事で摂取している精製済みの白米を未精製の玄米にするだけで、手軽に玄米ダイエットができます。
方法はシンプルですが、玄米をおいしく食べるには工夫がいります。
スーパーの米売り場で玄米を販売しているところも増えており、購入することは難しくありません。玄米だと食べにくいと感じた場合は、精米をしているお米屋で５分つき米にしてもらうと食べやすくなります。
未精製米と精製米のちょうど真ん中が五分づき米です。玄米ほどは食べづらくなく、白米より玄米の成分が多く残っています。五分づき米も難しいという場合は、発芽玄米を検討してください。
発芽玄米の栄養量は玄米ほどではありませんが、ダイエット効果は十分あるといえます。
玄米は炊飯方法にコツがあります。圧力鍋の使用が望ましいですが、普通の炊飯器も使うことができます。
おいしい玄米を圧力鍋で炊く場合、最初は強火で10分、その後弱火で25分〜30分、途中で蒸気を出させるのがポイントてず。15分ほど放置すると圧力が完全に抜けますので、蒸らし終えたら玄米ごはんの完成です。
フタを取ったら自然塩をひとつまみ入れてざっくり混ぜ、容れ物を変えてください。
玄米を炊飯器で炊くこともできます。前もって一晩水にひたしておき、十分に吸水させてから炊いてください。また、圧力鍋で炊くときと同様にひとつまみの塩を入れてから炊いてください。
美味しい玄米を炊くためには、１回の炊飯が終わったら15分放置し、よく蒸らしてから水を全体の25％混入してから炊飯をもう１回してください。
美味しい玄米を炊くことができれば、ダイエットは確実に長続きするでしょう。
白米を玄米に置き換えるだけのわかりやすさが玄米ダイエットのいいところですが、玄米を炊くにはテクニックがいるのです。